サーフィンを楽しむ中で最も重要なアイテムの1つである「ウェットスーツ」ですが、
モノによっては、オーダーなどで作成した場合に10万円を超えてしまうほど高価なギアでもあります。
今回はそんなウェットスーツをいつまでも機能性を損なわずにする為のコツを教えます!
この記事の目次(もくじ)
ウエットスーツの手入れ方法はどうするの?
Photo: Wetsuits by Mike Seyfang
まず、ウェットスーツの長持ちさせるための手入れ方法から説明していきます。
当たり前の話ですが海水には塩が含まれていますので、ゴム(ラバー素材)で作られているウェットスーツをなるべく早い段階で塩を落とす必要があります。
実はぬるま湯で丁寧に洗うのがベスト
ゴリラの経験から、ウエットスーツはぬるま湯で丁寧に洗ってあげるのがベストだと思います。
水でも問題ありません。が、寒い季節などは真水はなかなか厳しいものがあるのでオススメは「ぬるま湯」です。
熱いお湯で洗うのは厳禁!
ゴリラのサーフィンデビューは色々な事が重なって真冬の12月からでした。
当然、右も左も分かりませんでしたから初心者にも関わらず、フルオーダーで5mmのウエットスーツを10万円ほどで購入。
自分の体を洗うかのように、42℃で丁寧に洗っていましたが…何とそのうちに裏側の接着部分が取れてきてしまったのです。
踏み洗いは避けるべき
海から帰ってきてウェットスーツを洗うのは、正直しんどいですよね。
そんな時によくやってしまいがちなのが、ウェットスーツを「踏み洗い」して洗ってしまう事。
踏み洗いは、生地の気泡がつぶれたり、折りジワがついてしまうのでウェットスーツにとっては非常にダメージが残る洗い方です
疲れている時は浸けておくだけでも◎
Photo: In The Pink Bucket by Henry Burrows
長時間のドライブなどで、ヘトヘトになって帰宅された場合には、バケツの中に水を入れてウェットスーツを付けおきするだけでも問題ありません!
要はいかにラバー部分から塩を落としてあげるかが大事ですので、踏み洗いなど時短と思ってウェットスーツを痛めるようなら浸してあげた方がウェットスーツに対しては優しいと言えるでしょう。
ウエットスーツの保管方法は何がベスト?
Photo: André Chénier – Divers by Kecko
ウエットスーツを長持ちさせる洗い方が分かったら、次は長持ちさせる保管方法についてお伝えします!
保管方法も洗い方と同じように、非常に重要です。ちょっとの工夫で1シーズンは持ちが違う保管方法、是非試してみてください。
日当たりが良いところはNG!
Photo: blue sky and sun by Matt R
先ほどもお伝えした通り、ウェットスーツの素材に多く使われているゴム(ラバー素材)は紫外線も苦手とします。
従って、早く乾いて欲しい(生乾きの臭いも関係すると思います。)との気持ちから日当たりが良い所でウェットスーツを
干してしまう方も見かけますが…これは紫外線による劣化を早めてしまうのでNGです。
室内で裏干しがベスト!
日当たりが良い所は紫外線の影響もあって、ウエットスーツを干す場所には適していません。
最もウエットスーツを干す場所として適しているのは「日陰で」かつ「風通しが良い」場所になります。
出来ればハンガーにもこだわって
ウエットスーツの種類にもよりますが、水分を含んだウエットスーツはそれなり重いのはご存知ですか?
タッパやシーガルといった種類ならまだしも、3mmや5mmフルスーツともなると片手では持てないほど。
そんな重いウエットスーツを、細い針金で出来たハンガーで吊るしてしますと肩の形が崩れてしまったり、接合箇所のほつれの原因になってしまいます。
やはり、ウエットスーツはウエットスーツ専用のハンガーを利用するのがベストです。
ウエットスーツを長持ちさせる為のアレコレ
Photo: Surfer girl (2 of 2). By Thomas Tolkien
ウェットスーツの洗い方と保管方法が分かっただけでも十分ですが、さらに持ちを良くするポイントも合わせてお伝えします。
誰もが次に海へ向かう時を楽しみにしているはず、その時に気持ちがいいウエットスーツでまた挑みたいですよね?
そんなマイウエットスーツを大切にしたい方は必見です!
ウエットシャンプーとリンスを使うと◎
あんまり幻滅させてしまうような事はお伝えしたくないのですが、実は海の中は思っていたよりも汚れていたりします。
目に見えないバクテリアなども多く、ウエットスーツももちろんそのような汚れが多くついている状態です。
そんなウエットスーツを綺麗にするのが「ウエットシャンプー」です。
また、ウエットスーツはゴム(ラバー素材)で作られていますので、それなりに時間が経過してくるとゴムが劣化し以前のようなしなやかさが無くなってきます。
そのしなやかさを保つのが「ウエットリンス」。しなやかさが増すという事はパドルの可動幅も広がりますのでパフォーマンスに大きく影響します。
補修ならウェットボンドがオススメ!
いつかはモノは壊れてしまうものです。ウエットスーツも大事に使ったとしても部位の接合部分が取れてきたり
爪でウェットのゴム部分を削ってしまったり…そんなウエットスーツを少しでも長持ちさせるのが「ウエットボンドです。
ウエットスーツを洗濯機で脱水出来る?
ほんとうに少しの時間であれば、洗濯機における脱水を行い乾きを防止するサーファーもいます(ゴリラはしませんが…)。
脱水機使ってますよ。
いつもではなく、必要を感じた時だけ。
裏返して、特に脱水したい部分を外側にして。
異音がしたらすぐに止められるよう見張りつつ、1分程度づつ。
特に問題はおきてませんが。
【Yahoo!知恵袋】セミドライの脱水方法について
水を通さない素材ですから、カッパを脱水することと同じで、やっても効果はありません。生地が分厚く思い分、きちんと脱水が回らず洗濯機を壊す恐れがあります。また、海で使用したものは塩により洗濯機が腐食する恐れもあります。
さらに折り目が付いてしまい、生地を痛めます。
【Yahoo!知恵袋】ウエットスーツって、裏返して、洗濯機で脱水しても大丈夫ですか?
仮に次の日も朝から1ラウンドをこなすような場合は、お風呂場の乾燥機能などを使った方がウエットスーツには優しいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回はウェットスーツの洗い方から保管方法、また少しでも長く使う為のテクニックなどを紹介させて頂きました。
せっかくのマイ・ウエットスーツ、消耗品とはいえ長く使用したいですよね。次回の海へ向かうのが楽しくなるようギアの手入れも行ってみてはいかがでしょうか?