すでに多くの方がヨガを楽しみ、中にはヨガが生活の一部となっているという方も少なくありません。そんなブームを通り越し、全世界で多くの人々が実践しているヨガですが、実はまだ1度もヨガをしたことがないという方もたくさんいることでしょう。
そこで本記事では、これからヨガを習ってみようと考えている方やヨガに興味をお持ちのみなさんに向けて、数多くあるヨガの種類を紹介していきます。それぞれの特徴を踏まえて自身に適したヨガを見つけ、ぜひ実践へと移してくださいね。!
この記事の目次(もくじ)
ヨガには色々な流派・種類がある
ヨガといっても、4000年以上といわれる長いの歴史の中で生みだされたさまざまな流派があり、そこから派生したものが、ここでは書ききれないほど多くの種類があります。
また、それぞれ目的・特徴・効果に違いがあります。
アイアンガーヨガ
アシュタンガヨガ
沖ヨガ
シヴァナンダヨガ
ビクラムヨガ
など
ホットヨガ
パワーヨガ
リストラクティブヨガ
陰ヨガ
マタニティヨガ
キッズヨガ
親子ヨガ
シニアヨガ
メディカルヨガ
顔ヨガ・フェイショルヨガ
笑いヨガ・ラフターヨガ
エアリアルヨガ・空中ヨガ・フライングヨガ
アクロバットヨガ
SUP(サップ)ヨガ
など
自分に適したヨガを習うことが重要
ここに挙げただけでもこれだけの流派・種類があるヨガ。ヨガをやったことがない方には何から手をつけていいのやら…という感じることでしょう。そこで、ひとつ覚えておいてほしい重要なことは「ヨガをするのに身体が硬い・柔らかいは関係ない」ということです。実際に、ヨガをやってみたいけど、身体が硬い自分には向いていない、とお考えの方はまだまだ大勢います。ヨガをする上で柔軟性は問題ではありません。
あとはご自身の健康状態や体力によってヨガの種類を選びましょう。何らかの理由で通院している方は、お医者さんに相談することも必要です。そして、少しでも面白そうだなと思える興味のあるヨガをチョイスしましょう。1人でヨガスタジオになかなか行けないという方は、友達を誘うのもいいですね。あなたと同じように、ヨガに興味があるけど1人では行く勇気がない…という方は少なからず潜んでいますよ。
ヨガ14選
ヨガの種類について説明をしていきます。聞き慣れたものから目新しいものまで、きっとあなたにピッタリのヨガが見つかるでしょう。
ホットヨガ
ホットヨガとは、その名の通り温かい部屋の中で行うヨガです。ビクラムヨガがその本家となります。インドの環境を人工的に作り出したもので、室温平均38度、湿度60%以上の環境で行います。
レッスンが終わるころにはシャワーを浴びたかのような汗がでることも。汗と一緒に毛穴に詰まった老廃物も流れるので、美肌効果も期待できます。また、温かい部屋の中でヨガを行うことで柔軟性が高まりやすく、怪我をしにくいといった利点があります。
パワーヨガ
パワーヨガとは、「静」と「動」の動きを呼吸に合わせ、連続してポーズをとっていくスタイルです。アシュタンガヨガがその本家となります。
柔軟性よりも筋力を必要とし、トレーニング要素が高いので男性でも気軽に始めることができます。運動量が多いためダイエット効果も高く、引き締まった身体作りには最適のヨガです。
リストラクティブヨガ
リストラクティブヨガとは、心身を癒す目的で行うヨガです。多くの病気を引き起こすストレスを解消し、心と身体のバランスを保ち、張り詰めた緊張を解いていくヨガです。
ハードなヨガポーズはなく、座りのポーズ、寝て行うポーズが中心なので、高齢者や障がいを持っている方でも安心して行えるヨガです。ヨガブロック、ベルト、ブランケットなどのツールを使い身体に負担をけず、ゆだねるようにポーズを行います。リラックスのためのヨガと言えるでしょう。
陰ヨガ
陰ヨガとは、陰陽5行説に基づいて「気・血・水」の流れを整えることを目的としたヨガです。ひとつのポーズを長い間キープし、そのゆったりした時間の中で自分自身と静かに向き合ます。
座りのポーズ、寝て行うポーズを中心に、筋肉を緩め身体の深部、骨や靭帯などの関節の柔軟性を高めていきます。ただリラックスするだけではなく、自分と向き合う瞑想のためのヨガといえるでしょう。
マタニティヨガ
マタニティヨガ妊婦さんでも安全に行えるヨガです。一般的には安定期に入った16週目以降の妊婦さんが対象ですが、人によって体調もさまざまですので、お医者さんに確認してからはじめましょう。
妊娠中は腰痛やむくみの悩みはつきもの。さらに体重コントロールに苦労する妊婦さんもいますが、マタニティヨガをすることで、これら悩みの大きな助けとなります。陣痛時にはヨガの呼吸法が役立つことも。
キッズヨガ
キッズヨガとは、子どもがヨガを通して呼吸法を学び、身体を動かす楽しさや達成感を得る、ヨガプログラムです。ストレスを抱えているのは大人だけではありません。ヨガが子どもたちの精神的なサポートをする役割もあります。
大人と同じプログラムでは子そもは飽きてしまうので、遊びの要素を取り入れつつも、感受性を豊かにする、集中力を高める、協調性を養うといった効果も期待できるヨガです。
親子ヨガ
親子ヨガは、多くは母親と子どもが一緒に行うヨガです。クラスによって父親が参加できる場所もありますが、産後の母親の骨盤を調整し、体重を戻したりと身体のメンテナンスの目的もあります。
親子でペアになってゆるやかなポーズを行い、スキンシップを通して愛情を感じ、共に成長することが目的です。首がすわってから始められる親子ヨガは赤ちゃんをお腹に乗せたり持ち上げたりが中心でですが、2、3歳になると一緒にヨガポーズを楽しむことができます。
シニアヨガ
シニアヨガとは、高齢者の方でも安心して取り組むことができるヨガのプログラムです。イスに座ったままできるポーズや、補助器具を利用することでより安全にヨガを楽しむことができます。
老後の趣味としても最適なシニアヨガは、これまであまり運動をしてこなかった方でも無理なく運動習慣を身に付けることができます。また、孤独感や将来への不安を取り除き「今」を生きているということに意識を向けることができます。
メディカルヨガ
メディカルヨガとは、医療現場で取り入れられているヨガのことで、その用途は、怪我からの回復やリハビリのため、精神疾患患者の心のケアをとしてなど、今後さらに拡大していくでしょう。
また、接骨院や介護施設でも積極的に取り入れられており、病的状態を最大限に改善させるヨガプログラムです。
顔ヨガ・フェイショルヨガ
顔ヨガ・フェイショルヨガとは、その名の通り、顔の筋肉を刺激するヨガです。身体だけではなく、年齢と共に顔の筋肉もたるんできますが、顔にもたくさんの小さな筋肉があるので、顔ヨガ・フェイショルヨガを行い鍛えることで、シワの解消、小顔、リフトアップ、美肌などに効果をもたらします。
表情が豊かになり、笑顔に自信が持てるようになり、気持ちまで前向きになるといった効果も期待できます。
笑いヨガ・ラフターヨガ
笑いヨガ・ラフターヨガとは、笑うことと呼吸法を組み合わせた健康法です。ヨガのポーズとると言うよりかは、軽めの体操を取り入れながら笑うエクササイズです。最初は作り笑いから始めますが、徐々に本当の笑いにかわります。
ヨガの呼吸法を組み合わせることで、自然とたくさんの酸素を体に取り入れることができ、血流の促進、ストレス解消、血圧を下げる効果、うつ病の解消など、さまざま効果が期待できるユニークなヨガスタイルです。
エアリアルヨガ・空中ヨガ・フライングヨガ
天井からつるしたハンモックのような布を利用し、重力に身体をゆだねたり関節の可動域を無理なく広げることができる、画期的なヨガです。ヨガ中級者以上でなければ難しい逆転系のポーズも布を利用することにより楽にとることができます。
浮いている状態でバランスをとるので深層筋群(インナーマッスル)が効果的に鍛えられます。逆さまになるポーズが多いので、高血圧症、妊婦、三半規管の弱い方は、このタイプのヨガはできませんので注意してください。
アクロヨガ・アクロバティックパートナーヨガ
アクロヨガ・アクロバティックパートナーヨガとは、2人以上で行うヨガで、ヨガ・タイマッサージ・アクロバットからなる新手のヨガスタイルです。通常のヨガと同じように、柔軟性・筋力の向上はもちろん、ペアワークにより2人の絆や信頼関係も深まります。カップル、パートナー同士で行うと愛情も深まります。
ペアにはお互いの役割があり、下で支えるひとをべーず、上に乗る人をフライヤーと言います。それぞれ役割によって得られる効果も変わってきます。
SUP(サップ)ヨガ
SUP(サップ)ヨガとは、Stand Up Paddle Board (スタンドアップパドルボード)という大きなボードの上で行うヨガです。レッスンが行われるのはスタジオではなく、海・湾・プール。開放的な気分になれることが最大の魅力です。
不安定な水上でヨガのポーズをとるため、深層筋群(インナーマッスル)を効果的に鍛えることができます。気分転換にもなり、リラックス効果も高く、最近できる場所も増えてきた、注目のヨガプログラムです。
まとめ
たくさんのヨガの種類があることがわかり、どんな方でもヨガができるということがわかりましたね。興味のあるヨガが見つかったらさっそくチャレンジしてみましょう。
日本ではまだ教室がありませんが、この他にも、ビールを飲みながら行う「Beerヨガ」、ヴォーグと呼ばれるダンスをヨガに取り入れた「VOGA(ヴォガ)」、全裸で行う「ネイキッドヨガ」など世界ではさらに広がりを見せ、ヨガの勢いはとどまることを知りません。あなたもヨガの魅力にハマってみませんか。