エステ後に身体がダルい…知っておきたい『好転反応』とは?

エステやマッサージ、整体の施術や漢方を飲んだ後に、全身がだるく感じたことはありませんか?

それはもしかしたら「好転反応」と呼ばれるものかもしれません。

ですが、実際に身体に現れた症状が本当に好転反応なのか、どのくらいこの症状が続くのか、分からないと色々と不安ですよね…

当記事では、そもそも好転反応とはどんなものなのか?なぜ起きるのか?好転反応のメカニズムを解説しながら、好転反応が起こる期間・対処法についてご紹介していきます。

実際に施術後に「これって好転反応?」と悩んでいる方は、ぜひ最後までを読んでみてくださいね!

この記事では下記の内容についてわかります!

・エステ後の「好転反応」について
・好転反応の症状
・好転反応の期間

好転反応(こうてんはんのう)とは?

好転反応(こうてんはんのう)とは、エステや整体、マッサージ、漢方薬などで身体の治療やケアをしていく過程で生じる一時的な症状のことをいいます。

症状はひとつだけとは限らず、複数の症状が同時に現れることもあります。

ただ、好転反応は誰でも必ず現れるというものではなく、人によっては好転反応が出ない、あるいは軽かったり、症状を感じる期間にも違いが出たりします。

また、症状の度合いも人それぞれです。

もし、何らかの治療を受けた後、極端に体の調子が悪く、好転反応か判断できない場合は、専門の医療機関を受診するようにしてください。

そんな好転反応の症状ですが、大きく4種類に分けることができます。

1:弛緩(しかん)反応

整体などで凝っていた筋肉がほぐれると、その筋肉にこれまで滞っていた毒素や老廃物が流れて痛みを感じることがあります。

これまで固まっていた筋肉は、流れ込んできた老廃物などに対応できず、痛みに加えて倦怠感や発熱、疲れなどを感じやすくなります。

2:過敏反応

過敏反応は、治療した箇所に痛みや赤みを感じる反応のことをいいます。

治療した箇所は治療前と比べて血液が流れやすくなった状態になっているのに加えて、組織の機能を回復するために働き、その部分が過剰に反応しやすくなります。

その結果、痛みや赤みの発生につながるのです。

3:排泄反応

排泄反応とは身体の中の老廃物や毒素を排出する反応のことで、発汗や下痢などといった症状はこの反応によるものです。

中にはニキビなどの吹き出物になって、体外に排出されることもあります。

4:回復反応

血行が悪くなっていた箇所が施術によって回復し、止まっていた汚れた血液が一時的にまた巡ることで引き起こされる反応です。

回復反応では、主に発熱や腹痛、だるさなどが見られます。

なぜ好転反応は起きるのか?

身体の不調を良くするために受けたエステやマッサージ、整体などをするとなぜ好転反応が起きてしまうのでしょうか?

エステやマッサージなどの施術を受ける前は、姿勢が悪かったり、ストレスが溜まっていて筋肉が緊張しているような状態です。

長期間その状態が続くと、リンパや血液、神経全体の流れに悪影響を与えます。

元々私たちの身体に備わっている免疫力や回復力も、生活習慣が悪化して筋肉や血液、リンパ、神経などのバランスが崩れると、機能が次第に低下してしまうのです。

エステやマッサージなどに行く方は、体内のバランスの乱れにより引き起こされる、肩こりや肌荒れなどの症状を和らげるため、または根本的に改善するために行くと思います。

このような施術を受けると、身体が刺激されて回復に向けて反応を起こします。

この時の反応が、今回のテーマである『好転反応』です。

好転反応の身体の不調は辛いかもしれませんが、慢性的に崩れてしまったバランスを整えるために必要な反応なのです。

好転反応は、症状が出る人もいればまったく感じないという人もいます。

好転反応がないからといって、「施術の効果がない」という訳ではないので安心してください。

好転反応が現れやすい人は、身体の悩みが長期間、慢性的に起こっていた人や、長期間ゆっくり休めず、疲労が溜まっている人などです。

こういった人は好転反応が強く出るかもしれませんが、身体がバランスを整えるために起きている反応なので、辛い時は無理をせず体を温めたり、ゆっくり睡眠をとることが大切です。

好転反応が起きる期間はどのくらい?

平均的に好転反応はエステやマッサージなどの施術が終了してから、1日~3日後に起こるといわれています。そして、症状が現れた好転反応は1日~3日間続くと言われています。

好転反応では、「はじめは肩が痛かったけど、次第に腕が痛くなってきた」と痛みを感じる部位が変わることがあります。

また、発熱や下痢、倦怠感などは通常の病気でも感じることがあるので、区別するのが難しいです。

また、単なるマッサージなどの揉み返しの可能性もあります。

通常の病気と揉み返し、好転反応の見分け方はあるのでしょうか?こちらに関しても解説していきます。

1:不調の症状に加えて、改善する症状もある

「首が痛いけど、肩に感じていた痛みが和らいできた」、「頭痛があるが、食欲は昨日よりある」、「エステに行ってから湿疹が出てきたけど、便秘が良くなった」というように、2つあった症状のうちの1つが良くなってきた場合は、好転反応である可能性が高いでしょう。

2:不調な症状があるが、比較的軽度

下痢や吐き気などは病気が原因で引き起こされている可能性もありますが、好転反応で起こる症状は、比較的軽度で我慢できる症状です。

「下痢があるけど、普通に食事もできるし生活にも支障はない」、「湿疹が出てきたが、痒みがない」といった場合は、好転反応によるもので、しばらく様子を見ることで症状が改善していきます。

もし、症状の出方が強かったり悪化してきた場合は、別の病気が原因である可能性があるので、病院に行って診察を受けるのがおすすめです。

施術した箇所が痛むなら、揉み返しの可能性あり

揉み返しとは、筋肉に強い刺激を与えることで痛みが生じることをいいます。

強い力で肩のコリなどをほぐした場合、筋膜と筋繊維が傷ついてしまい、揉み返しとなって痛みを感じることも…。

施術を行った箇所が後日痛むならそれは揉み返しが原因である可能性が高いでしょう。

好転反応が起きて辛い時は、なるべく身体に負担をかけずにゆっくり過ごすのがおすすめです。

ショウガなどを入れた野菜スープなど、身体を温める食材をとるのも良いでしょう。ごぼうやニンジン、レンコンなどの根菜は水分量が少なく、身体を温める効果があるので、ぜひ試してみてください。

逆に、キュウリやトマトといった水分量が多い野菜は体を冷やしてしまいます。好転反応が起きている最中はなるべく控えるようにしましょう。

コーヒーも身体を冷やす飲み物と言われているので、習慣的に飲んでいる方は要注意です。

まとめ

身体の不調でマッサージやエステ、整体などを利用する人は多いと思います。

施術後の好転反応は、症状が強く出ると戸惑いますが、どの反応も施術で回復した身体に適応するために引き起こされている反応なので、心配する必要はありません。

好転反応が起きた時は、アルコールやカフェイン、身体を冷やす食べ物を控えて、身体を温めるものを積極的に摂るようにしましょう。ゆっくり睡眠をとることも大切です。

あまりにも症状が辛いなら、もしかしたら好転反応ではない可能性もあります。そういった時は無理をせず、医療機関を受診してくださいね。

記事の監修:BONHEUR代表 エステティシャン『伊波李恵』
理学療法の知識とエステティックを融合したエステを提案。

理学療法士として整形外科に勤務し、大手エステサロン勤務後、BONHEUR(ボヌール)設立。2017年、念願のプライベートサロンを代々木にオープン。

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