大学生の就職活動(就活)は大学3年生から始める方が多いですが、果たして大学3年生から就職活動を行うのが正しいのでしょうか?
実は、最近は大学2年生から就職活動(就活)を始める方が多くなっているのはご存じですか?
今回は、大学2年生から就職活動を始める方が多くなっている背景とそのメリットについてまとめてみました!
就職活動の開始時期は年々早まる傾向に
そもそも、就職活動の開始時期は年々早まる傾向となっているのはご存知でしょうか?
2018年卒の学生は約3割だったのが、2020年度卒の学生が大学3年生の9月前には既に就職活動を開始していたという統計がマイナビニュースにて発表がありました。
「大学生広報活動開始前の活動調査」結果によると、インターンシップ以外の就職活動準備を「昨年9月以前」に開始した学生は46.6%で、前年と比較して8.6pt増えた。
また、就職活動の準備を行おうと思った理由について聞くと、「不安を少しでも減らすため」(29.0%)が最も多く、「早く就職活動を始めなければならないという焦りがあった」(27.1%)が続いた。
売り手市場の中でも、就職活動への焦りや不安から活動準備を早めに開始する学生が多く、年々就職活動の準備開始時期が前倒し傾向にあることが分かる。
引用元:ICT教育ニュース【約半数の就活生が「昨年9月以前」に就活準備スタート =マイナビ調べ=】
そうなると大学3年生の夏には既に何らかの形で就職活動を半数の学生が実施していたという事になりますね。
ただ、売り手市場にも関わらず、「就職活動への焦りや不安」といった気持ちになる背景にはどのようなものがあるのでしょうか?
通常は大学3年生から就職活動が始まるけれど…
就職活動は通常、大学3年生からスタートする事が多いのは皆さんご存知ですよね。
ただ、この大学3年生から就職活動(就活)を行った場合、今では思い通りの結果とならない事が多くなってきました。
その事が先ほどお伝えした「就職活動への焦りや不安」に結びついているものと推測されます。
企業はなるべく早く優秀な学生を採用したい
少子化が進む中、就職活動を行う学生の数も年々減少傾向にあります。
その中で、多くの企業はなるべく優秀な学生を採用したいと考えています。そうなると、採用時期が遅れれば遅れるほど優秀な学生は他の企業に採用されてしまう恐れがあります。
従って、どの企業もなるべく早く採用時期を早める傾向があるのです。
就職活動の目安となっていた就活ルールが廃止に
早く優秀な学生を採用したいという企業の思惑だけでなく、今まで就職・採用活動の「目安」を保つ役割を担っていた就活ルールも2021春入社以降の学生の就職・採用から廃止されます。
企業側の採用活動が大学3年生の3月1日から、選考が大学4年生6月1日とされていた「ルール」が撤廃される事で、企業側の採用時期はさらに早くなると予想されています。
就職活動の開始時期が早まるとどうなる?
それでは、就職活動全体のスケジュールが前倒しになった場合の影響はどうなるのでしょうか?
影響をきちんと理解する事で就活ルールも撤廃となる上で、今後の就職活動をどのように進めればよいのかが見えてきます。
ここでは、前倒しになる就職活動の影響についてお伝えします。
早く就職活動をする学生との差が大きくなる
よく考えてみてください。就職活動は皆さん初めての体験です。従ってスタート時点では差はほとんどないといっても良いでしょう。
ただし、早く就職活動を始めた人と遅く就職活動を始めた人ではその差は大きいという事は間違いなさそうです。
企業側も早く採用をしたい、といった背景があるという事をきちんと認識すれば、なるべく早く就職活動を始める方がメリットが大きいという事は理解できますね。
就活が遅ければ遅いほど希望の結果から遠くなる
上記でお伝えした内容と正反対の内容になりますが、就職活動を始めるのが遅かった場合、先に始めた人に比べて不利になるというのは理解できますよね?
理由は簡単。就職活動を始めるのが遅かった場合、希望する企業の募集が既に終わっていた、先に始めていた人よりも不十分な準備で就職活動に臨まなければならない…そんな不利な状態になりかねません。
つまり、就職活動を遅く始める事にあまりメリットはないという事です。
なるべく早く情報を収集した方が◎
早い段階から就職活動を始めたといっても、まだ企業側が募集内容を提示していない事は多くあります。
従って、まず就職活動において最初に行う事は情報収集がおすすめです。
就職活動とはどんな内容があるのか?また、先輩たちの成功事例や失敗談などの情報をまず集める事で、今後の就職活動をどのように進めるのがベストなのかが分かるはずです。
大学2年生から就職活動を始めるメリットとは
就職活動はなるべく早く開始した方が良いという事は理解頂けたでしょうか?
そのような背景から、実は大学2年生から就職活動を開始する方が多くなっているのはご存知でしょうか?
ここでは大学2年生の時期から就職活動を行う理由とそのメリットについてお伝えします。
大学2年生から就職活動を始めるメリット①:早く始める事でライバルに差をつけられる
先ほどもお伝えした通り、就職活動は誰もが初めて体験するもの。何から手を付ければ良いのか分からなくて当然です。
そんな初めて取り掛かるものは思いのほか時間が掛かる事は何となく分かりますよね?
従って、大学2年生から就職活動に取り組む事によって、少しでも就職活動に慣れれば同じ会社に勤めたいと考えているライバルの1歩先に進めるのは間違いありません。
大学2年生から就職活動を始めるメリット②:自分がどんな仕事に向いているのかをきちんと整理できる
就職活動はその後の人生を左右するといっても過言ではありません。最初に入社した企業で過ごす時間がその後の社会人生活にダイレクトに影響するからです。
そんな中、あまり良く考えずに入社してしまった場合、企業の社風や業務内容とのアンマッチが発生し入社早々に退職する方も少なくありません。
大学2年生という早い段階で就職活動を行う事で、自分が何に向いているのかといった就職活動を行う上で最も重要な事に時間を掛ける事が可能となります。
大学2年生から就職活動を始めるメリット③:就職活動を行う際に必要な情報収集に時間を掛けられる
体当たりで就職活動に挑んでも、初めての体験なので思うような結果が出ないケースがほとんどです。
でも大学2年生から就職活動に取り組む際に、就職活動をもっと効率よく進める事ができるサービスや、あらかじめ面接対策をどのように実施するかがまとまっているサービスを利用する事で
大学3年生から本格的な活動が出来るよう準備をする事ができます。
いかがでしたか?就職活動のスケジュールが早まる傾向がある中で、就職活動を大学2年生から始める人が多くなっているのも分かりますね!
大学2年生から就職活動を始めるといっても最初は情報収集といった形なのでいきなり活動する方は少ないようです。
ただ、この情報収集を大学2年生の時に完了しておく事で、大学3年生になった際の就職活動が万全の体制で出来るという事ですね。
皆さんも少しでも早めに就職活動を始めて、希望する結果に少しでも近づけるようにしてみてはいかがでしょうか?
きっと後で早めに活動を開始した自分に感謝する事になると思いますよ!